今回は女優・栗原小巻(くりはら こまき)さんの若い頃についてみていきましょう。
栗原小巻さんの若い頃の活躍や、バレリーナから女優に転身した理由についても調べてみました。
栗原小巻の若い頃について
ドラマや映画、舞台に出演するたびに凄味のある演技が話題になっている栗原小巻さん。
もともとバレリーナでしたが女優に転身し、1967年、NHK大河ドラマ「三姉妹」でヒロインの末妹役でブレイクします。
当時は「コマキスト」と呼ばれる熱狂的な男性ファンに追いかけられており、女優でありながらもアイドル的存在として絶大な人気を得ていました。
そんな栗原小巻さんの若い頃を振り返ってみましょう!
栗原小巻の若い頃の画像
栗原小巻さんの若い頃の画像をみてみると、今でも色あせない可愛いさと美しさをかねそろえていますよね!
当時ここまで美しかったなら、もしこのまま現代に現れても話題になること間違いなしですね。
栗原小巻さんは幼少期から西洋の文化やアートに憧れており、バイオリンやバレエを習っていました。
最初はバイオリニストを志していたそうです。
ちなみに「栗原小巻」というのは本名で、父親が貧しい中、子供が生まれることに困りきっており、「小巻」と命名されたとか・・・
なんだか少し悲しいですね。
父は演出家・児童劇作家の栗原一登(くりはら かずと)さんで、栗原小巻さんの弟も演出家の加来英治(かく えいじ)さんです。
少女時代はバレリーナを志す
栗原小巻さんは前述したようにバイオリニストを目指していたのですが、実力の差を感じて辞めてしまいます。
そしてバレリーナの道を志し、高校を1年で中退し、「チャイコフスキー記念東京バレエ学校」に入学します。
そこではモスクワの「ボリショイバレエ団」から講師とてきていたスラミフ・メッセレル、アレクセイ・ワルラーモフから直接指導を受けました。
そのときにバレエをやるには演技の基礎訓練が必要といわれ、「チャイコフスキー記念東京バレエ学校」を卒業後に劇団「俳優座」養成所に入所することになります。
バレリーナから女優に転身
入所したその年に「アンナ・カレーニナ」で初舞台にたち、翌年には「みつめいたり」でテレビドラマデビューを果たします。
しかしこのドラマは何かと問題があってお蔵入りとなってしまいます。
そのときに栗原小巻さんは演技のおもしろさに目覚め、だんだんとバレエよりも女優としての活動に転向していったようです。
そして1966年には、「俳優座」の座員となり、本格的に女優の道へ進みます。
栗原小巻の若い頃の活躍
1967年に出演したNHK大河ドラマ「三姉妹」で、ヒロインの末妹・雪役を演じます。
するとたちまちブレイクし、その後も『今年の恋』『3人家族』 『二人の世界』『樅ノ木は残った』『黄金の日日』など立て続けに出演します。
さらには映画にも出演し、「ゴメスの名はゴメス・流砂」「戦争と人間 」「いのちぼうにふろう」「忍ぶ川」「サンダカン八番娼館 望郷」「八甲田山」と出演本数をのばしていきました。
栗原小巻さんは清楚な美しさと芯の強さを持つ女性の役が多く、高い演技力とその現代的な美貌が魅力でした。
実際に栗原小巻さんの熱狂的男性ファンが増え、「コマキスト」と呼ばれていました。
当時同じように人気だった吉永小百合さんの「サユリスト」とアイドル的存在として人気となります。
栗原小巻さんは幼少期からバレエを通して、ロシア文化に親しんでいたことかもあり、ロシアの精神に感銘を受け、日本と旧ソ連合作映画「モスクワわが愛」にもヒロインとして出演しています。
この映画は旧ソ連ではヒットしており、海外でもたちまち人気を獲得します。
栗原小巻さんはその後も日ソ合作映画に出演しており、日本国内とともに人気でした。
ここまで絶大な人気を誇っていますが、昔も今もとても謙虚で美しいままです。
そして栗原小巻さんは大変誠実で、当時一緒に仕事をしたソロビヨフ監督とは今でも交友があるそうです。
栗原小巻の現在と若い頃を比較
栗原小巻さんは昔と現在の画像を比較してみても、顔がほぼ変わっておらず、その美しさをキープしているのがわかります。
すーっとのびた鼻筋や、眉も目も昔とほぼ同じ面影です。
現在は舞台を中心に活躍しているようで、その舞台衣装を自らデザインすることも多くなっています。
デザインされた衣装はどれも本格的なものばかりで舞台を愛する思いが伝わってくるようです。
そんな栗原小巻さんのプライベートが気になるところですが、実はこれまで一度も結婚したことがありません。
現在も独身で、かつて熱愛が噂になった人もいないようです。
これだけの美貌を持ちながらも結婚していないということは、タイミングが合わなかったのでしょうか。
現在は「俳優座」を退団し、フリーで舞台を中心に活動しているようです。
栗原小巻さんの原点ともいえる、「ロシア」と「舞台」で輝き続けているようです。